全国統一小学生テストの難易度は?テスト対策におすすめの問題集(低学年向け)

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過去問はどこで手に入る?

四谷大塚の全国統一小学生テストには、毎回多くの小学生が参加しています。
前回のテストでは、1~6年生合計で、12万人もの人が受験したそうです。

参加者の中には、既に塾に通っているお子さんはもちろんのこと、これから塾通いを検討するお子さんも多いことでしょう。今回が、生まれて初めての模擬テストという方もいらっしゃるかもしれません。そこで気になるのが全国統一小学生テストの難易度ですね。

全国統一小学生テストの難易度を知るためには、過去問を解いてみるのが一番です。
四谷大塚のホームページでは、無料会員登録をすると、過去問チャレンジというコーナーから、たくさんの過去問を解くことができます。会員登録なしでも解ける問題もいくつか公開されています。

また、全国統一小学生テストの2週間~1か月ほど前には、四谷大塚の各教室で、事前対策授業も実施されます。ここでも過去問や、それに近い形式の問題を使って演習をしてくれることがあるようですので、気になる方は参加してみることをお勧めします。

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自宅での対策、算数編

さっそく過去問を解いてみた方は、過去問の難易度はいかがでしたでしょうか。
簡単に解けた問題、考えてもわからなかった難問など、色々だったかもしれません。
そこで本番に備えて自宅での対策をお考えの方のために、効果的な問題集を挙げてみます。

まず算数の問題ですが、全国統一小学生テストの問題は、幅広い学習進度のお子さんの成績を正確に判定するため、難易度の大きく違う問題が並んでいます。
具体的には、小学校の教科書レベルの問題から、塾で習うような少し発展的な問題、思考力を問われる応用問題、と、大きく分けて3段階になっています。

まず、教科書レベルの問題は、言うまでもないことですが、普段の学習できちんと押さえておきましょう。

学校の勉強は問題なく理解できて、それより少し発展的な問題に取り組みたい、というお子さんにとっては、同じ四谷大塚発行のはなまるリトルが良い対策になるでしょう。


はなまるリトル3年生算数

低学年のうちは、このくらい勉強しておけば十分だと思いますが、全国統一小学生テストでは、先取り学習しているお子さんが数多く参加するため、この難易度ではみんな満点になってしまって差が付きません。
そのために、何問か、さらに発展的な問題も入っています。

そのような、先取り学習のための問題集としてよく使われているのが、

・最レベ算数問題集
・トップクラス問題集
・特Aクラス問題集
・スーパーエリート問題集

などの問題集です。


最レベ算数問題集小学3年―段階別


トップクラス問題集算数小学3年―中学入試をめざす

これらの問題集については、こちらでも比較しています↓

最レベ、特A、トップクラスにスーパーエリート。低学年向け算数問題集はどれがおすすめ?

また、全国統一小学生テストの最終問題では、条件を整理して解く問題や、立体図形をイメージして解く問題など、普段あまり見慣れない問題が出題されることがあります。とはいえ、学習塾の作る問題ですから、算数オリンピックのようにひらめきやセンスを問うというよりは、一見複雑だけれど根気よく読めば解ける問題が多く、対策することは十分に可能です。

このような傾向の問題集としては、上記のスーパーエリート問題集や、SAPIXの「きらめき算数脳」などがあります。


スーパーエリート問題集 算数 小学3年[新装版] (中学受験を目指す)


きらめき算数脳 小学3・4年生 (サピックスブックス)

これらの問題集がすらすら解けるようになれば、算数では満点に近い点数を取ることができるでしょう。とはいえ、低学年のうちから無理に全ての問題を解ける必要はないと思います。今は難しそうに見えても、高学年になれば自然にわかる問題も多く含まれているからです。

一方で、算数が好きで、難しい問題を考えるのが楽しい、テストで高得点を取って学習の励みにしたい、というお子さんであれば、これらの問題集をやってみるのは良いでしょう。算数が得意で楽しいというお子さんにとっては、スーパーエリート問題集やきらめき算数脳などは、自分から解きたくなる問題が多く載っているのではないかと思います。



国語対策は語彙の問題が要

国語は、漢字や慣用句など語彙に関する問題と、読解問題に分かれています。

まず読解問題ですが、全国統一小学生テストの問題文はとても長いので、読めずに時間切れになってしまうというお子さんも多いです。ですから、低学年のうちは読書の習慣をつけることが、何よりも有効です。その上で、本番の問題形式に慣れるために問題集を解くのであれば、やはり同じ四谷大塚の「はなまるリトル」が本番の雰囲気に近く、また問題として取り組みやすいように思います。


はなまるリトル3年生国語

読解問題は一朝一夕に実力が上がるものではありませんが、一方で、比較的短い時間で対策できて、大きな差がつくのが、語彙に関する問題です。全国統一小学生テストでは、ものすごく難しい言葉ではないけれど、子供は意外に知らない、という言葉を上手に出題してきます。

これらの言葉は、実際の生活の会話の中で身につけていくのが理想ですが、それが難しい場合は、定番ではありますが、ドラえもんなどの学習まんがシリーズがお薦めです。

学習まんがは各教科たくさん出版されていますが、特に国語については、ストーリー仕立てで解説してくれているおかげで、言葉の微妙なニュアンスまできちんと伝わるのが良いところです。


ドラえもんの国語おもしろ攻略 言葉の力がつく (ドラえもんの学習シリーズ)

漢字については、学年相応の漢字は正しく書けるようにしておくことが基本です。全国統一小学生テストの出題範囲には、その学年で習うべき漢字が含まれるので、学校の進度によっては、先取りしていないと書けない漢字も出題されます。

漢字を学ぶときには、正しい書き順や画数をセットで覚える癖を、低学年のうちに必ず身につけておきましょう。間違って覚えてしまった書き順を、後で修正するのは至難の業だからです。

とはいえ、書き順の正しさをチェックするためには、親がずっとそばについて見ていなければいけませんから、大きな負担に感じるご家庭も多いのではないでしょうか。

これを自動でやってくれるのが、タブレット教材の「スマイルゼミ」です。



タブレット教材の利点として、子供がタッチペンで記入した順番を判定して、書き順の正しさを採点してくれます。
また、文字の美しさも(お手本とのズレの少なさ)も自動で判定して、採点してくれます。

子供の字を綺麗に書かせるのは、けっこう大変なものです。「お手本と全然違うでしょ」と言っても、子供もどこを直していいかわからず、不機嫌になるだけです。
しかしタブレット教材であれば、この部分がお手本とずれているよ、と客観的に示してくれるので、子供にとっても簡単に修正することができます。

また、漢字は正しく書けるだけでなく、読み方や、同音異義語などの知識も必要です。
これらは漢検で多く出題される分野の問題ですが、スマイルゼミでは、漢検の取得に大きな力を入れているため、漢検に準拠した問題が多く用意されています。
ですから、漢検で問われる、同音異義語、部首などの知識も合わせて身につけられるでしょう。

漢字については、低学年のうちに、できるだけ先取りしておくのが大事です。高学年になって塾通いが始まると、新しい漢字を学ぶのに時間を取られるのが辛くなるからです。低学年のうちに漢字を覚えておくと、高学年での時間の使い方に大きく余裕ができるでしょう。そんな漢字の学習を、保護者が隣につききりになることなく、一人で進めてくれるなら、保護者の負担が大きく減って楽になることでしょう。



まとめ

これまでに挙げてきた教材は、いずれも、全国統一小学生テスト対策に限らず、中学受験対策に有効な教材ばかりです。テストが終わった後も引き続き家庭学習に利用すれば、全国統一小学生テストを契機に家庭学習を有利に進めることができるでしょう。

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