そのままでいい?塾の解き方と子供の解き方が違う時

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答えさえ合っていればOK?

塾の復習問題を家庭で解かせてみると、塾で習ってきたはずの解き方と違う解法で解くことがあります。
それで答えが間違っていれば復習をすれば済む話ですが、逆に自分流の解法で正解してしまったときに、果たしてそのままにしておいて良いのか迷うことがあるかもしれません。

私の見てきたご家庭の中では、
・答えさえ合っていれば良い、としてOKにするお家、
・塾の解き方で解けるまでやり直すお家、
の両方がありましたが、さて正解はどうすればよいのでしょうか。

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まずは目いっぱい褒めてあげて

なぜ塾で習った解き方と違うのか。そこにはいくつかの理由があるでしょう。
一つ目は、塾で習った解き方を忘れてしまったからです。
この場合はもちろん後でしっかり復習しておきましょう。
ただし、それでも自分なりの方法で問題を解き切ることができたのだから、まずはしっかり褒めてあげることが大切です。
受験本番では、塾で習っていない問題も出ます。解法を思い出せないときに、最後に頼りになるのは自分の力です。ですから、本番の良い練習になったと考えておくのが良いでしょう。

二つ目は、塾で習った解法はわかっているが、使うのが面倒だという理由です。
塾の解法は、どんな応用問題にも対応できるように大掛かりな考え方をするものもありますが、今回の問題ではそこまでの道具は必要ないと考えたのかもしれません。
中には、塾の解法を覚えなくても、自分なりの考えで解けたんだからいいじゃないか、とか、塾の解法より自分の解法の方が優れている、とまで思っているお子さんもいるかもしれません。
こういう態度のお子さんを、素直じゃないから、となんとかして直させようとする親御さんもいらっしゃいますが、これは全く逆だと考えましょう。将来大成する大人になるためには、今からそのくらいの気概が必要です。決して否定することなく温かく見守ってあげてくださいね。

とはいえ自己流だけでは行き詰まる

さて、だからと言って、自己流の解法をいつまでも放っておいて良いわけではありません。やはり応用問題になると自分流の解き方では太刀打ちできない問題が出てきます。
また、自分なりの解き方で解けても、時間がかかることがあります。塾では「一瞬で解ける」解法をたくさん用意しています。時間制限の厳しい受験本番では、塾の解法を利用してショートカットしなければ間に合わないかもしれません。

ですから、自分流の解き方で解けた時も、面倒ですが
「ちなみに塾ではこう解いてるよ」
と教えてあげましょう。

その時大事なことは、お子さん自身の解き方を否定しないことです。
そして、解説した後には必ず、
「どちらでも問題は解けるから、好きな解法を選んで解けばいい」
と言っておいてあげましょう。

お子さんも内心は、自分の解き方がどこまでも通用するとは思っていないかもしれません。次回、本当に自分の解法では解けない問題が出てきたら、自主的に、塾の解法の方を利用するかもしれませんから、その時をじっと待ちましょう。
自分のやり方を否定されてちょっと面白くない気分のお子さんに、今この場で「次は塾の解法で解きます。」と約束させるのは簡単なことではありませんし、その必要もありません。

勉強法には効率の良いやり方がありますし、それを学ぶために塾に通っているのは事実です。しかし、それだけに従って自分の頭で考えることを放棄していては、将来自分の頭で考えられない大人になります。世の中に答えのない問題が山積している時代に、自分の頭で考えることは必要不可欠です。周りの大人はそれを十分に褒めて、是非お子さんの長所を伸ばしてあげてくださいね。

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